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銀行から転職して後悔したこと、良かったこと、後悔しないためのコツを解説

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銀行から転職したいけど後悔しそうで踏み切れない方も多いのではないでしょうか。

銀行を辞めたい理由はいろいろあると思いますが、一度辞めてしまうと元の職場へ戻ることはできません。銀行を辞めることで失うものがあるので、慎重に行動する必要があります。銀行を辞める前にじっくりと考えることが大切です。

この記事では、銀行から転職して後悔したこと、良かったこと、後悔しないためのコツを解説します。

目次

銀行から転職して後悔したこと

転職した銀行員を対象に調べた結果、銀行から転職して後悔したことに、以下のことがわかりました。

年収がダウンしたこと

銀行員の年収は高いため、転職先によっては年収がダウンするケースがあります。三大メガバンクの銀行員の平均年収は800万円を超えますが、地方公務員の平均年収はメガバンクより30%ほど少ないのです。つまり、メガバンクと言われる大手銀行から地方公務員へ転職すると、年収は30%ほどダウンします。

毎月の給料が下がると、生活レベルを落とさなくてはなりません。銀行に勤務していた頃は当たり前にできたこともできなくなります。収入が減少すると生活費を切り詰める必要があるので、家族がいると迷惑がかかります。賞与やボーナスがダウンすると、まとまって入ってくるお金が少なくなります。住宅ローンや車のローンを組んでいたら、返済計画を見直さなくてはなりません。

年収がダウンすると生活に大きな影響が出るため、銀行から転職したことを後悔するケースが多いようです。

福利厚生が低下したこと

銀行は他業種と比較すると福利厚生が充実していることで有名です。具体的には、家族手当(扶養手当)と住宅手当です。
家族手当(扶養手当)とは、扶養している家族がいる社員を対象に給料とは別に支給される手当です。支給される条件は企業により異なりますが、配偶者や子どもがいる社員が対象という点では共通しています。
住宅手当とは、住宅に関する費用を補助する手当です。社員の家賃を補助したり、住宅ローンの返済を補助したりします。

【参考】産業・企業規模別諸手当の種類別支援企業数割合

出典:厚生労働省ホームページより一部引用

このデータによると、家族手当を支給している企業は約71%、住宅手当を支給している企業は約44%です。

銀行は家族手当と住宅手当がありますが、転職先の企業によってはこれらの手当がない場合があります。これらの手当がないと、給料だけで生活することになります。福利厚生が低下して、銀行から転職したことを後悔する人は多いと思います。

将来への不安を感じた

銀行から転職する業界や企業によりますが、将来への不安を感じる人は多いようです。転職した業界の将来が有望であれば心配ないのですが、今後の見通しが不透明であれば銀行から転職して後悔するかもしれません。また、転職した企業の業績が不振だと定年まで働けるのだろうかと不安になるでしょう。
一方、銀行業界も安泰ではなく、将来に対する不安を抱いている銀行員は多いと思います。
ただし、現状ではに日本の大手銀行は日本企業の売上ランキングで上位に入っています。経営に不安を抱える大手銀行は少なく、倒産リスクを抱えた銀行は少ないのが現状です。

過去に金融情勢が悪化して銀行が経営難に陥った時期がありましたが、政府が公的資金を注入して救済しました。過去の例を見るかぎり、銀行業界の将来にはそれほど不安はありませんし、金融情勢が悪化しても政府が救済する可能性が高いと考えられます。

残業時間の増加

銀行は出社や退社の時間、1ヶ月のトータルの労働時間などが厳格に管理されています。そのため規定の時間を超えて残業すると管理職から注意を受けます。銀行では、無用に長い残業ができないのです。
ところが、中小企業では残業時間を銀行ほど厳格に管理しているところはありません。そのため残業は当たり前で、給料は残業代込とい企業が多いようです。中小企業へ転職した人は残業が長いことや残業手当がないことなどの不満を持ち、銀行から転職したことを後悔するようです。

人間関係の悩み

銀行は人気の就職先であり、一定以上の学歴や能力のある人材が採用されています。そのため、銀行内ではレベルの差を感じることなくスムーズに人間関係を構築できます。
ところが、一般企業へ転職すると銀行とは違う環境があります。学歴や能力などさまざまなレベルの社員がいる場合がほとんどです。銀行から転職した人とはレベルが違うケースが多いのです。
そのため、上司や同僚とスムーズに人間関係を構築していくのが難しく悩むケースがあります。
細かいことを気にしない性格であれば人間関係で悩まないのですが、銀行員になるタイプの人は生真面目な人が多く、なかなか難しいようです。

銀行から転職して良かったこと

銀行から転職して後悔することがある一方で、良かったと感じることもあります。ここでは、銀行から転職した人が良かったと感じたことを紹介します。

ノルマからの解放

銀行はノルマが厳しいことで有名ですが、飛び込み営業は特に厳しいノルマが課されます。1日に20~30件ほど飛び込み営業をしていくのは当たり前で、結果が出なければ毎日の会議で問い詰められます。飛び込み営業のノルマが苦痛で銀行から転職する人は多くいます。

プライベートの時間が充実した

銀行では指定された資格を取得しないと出世できないルールがあります。平日は時間をとれないので、休日に時間を作って資格試験の勉強をします。一つ資格を取得したら次の資格取得に向けて勉強するのでプライベートな時間がなくなります。
また、地方銀行や信用金庫は地元密着で営業活動をしているため、地域のイベントの手伝いやボランティア活動などに参加しなくてはなりません。
銀行を辞めると時間に余裕ができて、家族との時間も多くなり、家族も明るくなります。銀行から転職して良かったことに、プライベートの時間の充実を上げる人が多くいます。

銀行から転職して後悔しないためのコツ

銀行から転職して後悔しないためには、転職を成功させることです。そのためには、以下のことをするといいでしょう。

退職理由を整理する

銀行を退職したい理由は人それぞれです。理由が一つの場合もあれば、複数の場合もあるでしょう。退職理由を整理することは、志望動機との一貫性を持たせるために欠かせないことです。
退職理由が整理できていないと、転職先の面接で志望動機を聞かれた場合にうまく説明できません。退職理由と志望動機はつながっているので、まずは退職理由を整理する必要があるのです。転職を成功させるため退職理由を整理することをおすすめします。

転職の条件を明確にする

転職条件を明確にするため、自己分析します。将来自分はどうなりたいのか、どんな夢や目標があるのかを書き出してみるといいでしょう。これをすることで、志望する業界や業種、希望する条件などが決まってくるのです。
転職の条件を明確にすると、ただ銀行を辞めたいからという理由で転職して失敗することはなくなります。

転職活動の計画を立てる

転職を思い立ったら転職活動の計画を立てます。計画を立てて期限を設定すると、ダラダラと転職活動をするのを回避できるからです。条件の良い企業の求人はすぐに決まってしまう傾向があります。計画を立ててメリハリをつけて転職活動をしていくことが転職を成功させるコツです。
銀行は優良企業が多いので銀行から転職できる企業はありますが、自分が納得できる企業へ転職がきないと後悔します。転職活動の計画を立てて、納得できる企業へ転職しましょう。

転職を後悔しないために

この記事では銀行から転職して後悔したポイントと転職を成功させるコツをご紹介しました。
銀行員は厳しいノルマや上下関係があるものの、年収が高く福利厚生も充実しているので、転職前によく考えることが大切です。自分にとって何が大切なのか、譲れないポイントを定めた上で転職活動に取り掛かりましょう。

転職活動を始めたら転職サイトやエージェントを活用することをおすすめします。大量の求人がある中で自分一人で求人を探すのは至難の業です。銀行での業務も忙しいでしょうし、現実的ではありません。
そこで、プロである転職エージェントであれば、希望に合った求人やあなたのキャリアアップにつながる求人を見つけ出してくれるでしょう。無料で相談できるので有効に活用して、転職を成功させましょう。

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